ノートを自分で自作する人のためのページ。
リフィルの作り方から、リングノートやモレスキンみたいな手帳の作り方まで。
 
紙のノートを愛する人のための、ノートマニアのページです。ノートそのものやリフィルの販売もする予定です。
11/16:「手帳づくり(4)」まで完了。とうとう手帳が完成しました。
11/11:「手帳づくり(3)」の途中まで更新しました。もう少しお待ちを。
11/01:「手帳づくり(2)を完了、印刷まで済ませたところです。
10/20 :「手帳づくり(2)リフィルづくり」の週間・月間までアップ 
10/14 :「手帳づくり(2)リフィルづくり」の[1]~[2]までアップ
10/13 :「手帳づくり(1)構成」までをアップ
10/07 :2014年の手帳づくりをスタート
 

2014年のスケジュール帳をつくる

ここでやること
 

【3】製本する

  • リングノートの場合
  • 糸綴じ、布張り厚紙表紙のフル製本の場合    
  1. 小冊子用に印刷する
  2. 中身の冊子をつくる(糸綴じして整える)
  3. 外のカバーをつける(布張りの厚紙を使う)
 
必要なソフト、機材、材料など
【材料】
  • A5の紙たくさん
  • プリンター(レーダープリンターなら尚良し)
  • 見返し用の色厚紙
  • 表紙と裏表紙用の厚手のボール紙(1mm~2mm厚さ)
  • 厚手のクラフト紙(茶封筒一つあれば足りる)
  • 表紙用の布(A6サイズなら、A5より一回り大きいぐらい)
  • 背中用の布(足りる分だけ、少し)
  • 布用の接着芯
  • 寒冷紗、花布(はなぎれ)※あるといいな程度。
  • たこ糸と、丈夫な太い紐(しつけ糸よりちょっと太いぐらいの製本用の糸があります)

 【機材(道具)】 

  • 製本用の糸綴じ用針。無ければ、100均で売っている針セットの中の「毛糸用針」でOK。(先が尖っていない太針)
  • 木工用ボンド
  • 両面テープ(強力タイプで1.5cm幅が便利)
  • スプレー糊(あると便利)
  • はさみ、カッター、アルミ製の定規

印刷して、手製本します。

本当に手で製本します? それともリングノートにする?

手製本はなかなか面倒です(笑)。

リングノートやバインダーで済ます方法もあります。

リングノートをつくるには、カール事務機製品の「ルーズリング」をお勧めします。


何でこの商品がいいのか、というと。

リングノートを作った時に、 360度 きっちり折り返せるからです。

わたしにとってスケジュール手帳というものは「180度開いてデスクの上に置いておける」ということが重要なものでして。
そのためにも、リングノートや手製本(わたしのはドイツ装というらしいです)が最適なのです。

……と、いうわけで。

手製本をしない場合は、普通に裏表で手帳を順番に印刷して、ルーズリングをお好みの長さに切って仕上げてください。

A5サイズが使いやすくて印刷しやすいかもしれませんね。

手製本にチャレンジする人は、以下へお進みください。

[1]印刷~紙を束ねて穴を開ける

エクセルでつくった設計図にもとづいて、裏表印刷かけていきます。

4枚をひとまとめにして半分で折って重ねていきます。

16ページでひとくくりですね。

重ねていって束ねます。

糸綴じするための穴をつくります。

 

①まず上下両端に5mmのところに印つけます。

②その印の間を4等分して、そこにも印をつけます。

③そこを目印に、背の方向と直角にカッターを立てて、切りこみを入れるようにして1mmぐらいの溝をつくります。(これが穴になります)

 

※写真をよく見てみてください。溝が5本出来ています。

[2]糸綴じする

そしていよいよ糸で綴じていきます。上記の図を参考にレイアウトしてってください。

 

一番下になっていた綴りを抜いて、テーブルの側面に置きます。

たこ糸を溝に沿うように写真のように配置します。

そして、①の位置から製本用糸を通した針を入れていきます。

 

上記、写真をよーく見てみてください。

端に外から針を入れて、②の穴から出して、たこ糸を迂回してまた同じ穴に針を入れ、次は③の穴に出す……という風に綴じます。

 

⑤でまた、糸が外に出ます。

そうしたら次の綴りを上に置いて、すぐ上の穴に針を入れて、同様に綴じていきます。

この糸と、たこ糸をたまに引っ張って、ピンと張るようにします。

 

この作業は、やってみないと感覚が分からないと思うので、試行錯誤しながら理解しながらやってみてください。

そんなわけで三つ目の綴りまで綴じたところです。

 

ポイントは、端っこ同士で一度結ぶことですね。

上記写真では三つめの綴りを綴じたところで糸が外に出てるところです。ここで、一つ目と二つ目の綴りの間のところに針を差し入れて、括りつけるように結んでおきます。

これをやっとかないと、ノートを開いた時に下や上が割れて見えますので必ずやりましょう。

全部、綴じ終わったら、糸を結んで切ります。

結び目はあとでボンドで張るので放置で構いません。

 

写真のようにたこ糸を処理します。

まず、たこ糸を引っ張ると、紙がきちんと揃うはずなんですよ。

で1cmぐらいの長さにカットして、糸をほぐしておきます。

糸をほぐすのは、そのままだと紙を張ったときに厚みが出てしまうからですね。