【3】製本する
【機材(道具)】
手製本はなかなか面倒です(笑)。
リングノートやバインダーで済ます方法もあります。
リングノートをつくるには、カール事務機製品の「ルーズリング」をお勧めします。
何でこの商品がいいのか、というと。
リングノートを作った時に、 360度 きっちり折り返せるからです。
わたしにとってスケジュール手帳というものは「180度開いてデスクの上に置いておける」ということが重要なものでして。
そのためにも、リングノートや手製本(わたしのはドイツ装というらしいです)が最適なのです。
……と、いうわけで。
手製本をしない場合は、普通に裏表で手帳を順番に印刷して、ルーズリングをお好みの長さに切って仕上げてください。
A5サイズが使いやすくて印刷しやすいかもしれませんね。
手製本にチャレンジする人は、以下へお進みください。
エクセルでつくった設計図にもとづいて、裏表印刷かけていきます。
4枚をひとまとめにして半分で折って重ねていきます。
16ページでひとくくりですね。
糸綴じするための穴をつくります。
①まず上下両端に5mmのところに印つけます。
②その印の間を4等分して、そこにも印をつけます。
③そこを目印に、背の方向と直角にカッターを立てて、切りこみを入れるようにして1mmぐらいの溝をつくります。(これが穴になります)
※写真をよく見てみてください。溝が5本出来ています。
そしていよいよ糸で綴じていきます。上記の図を参考にレイアウトしてってください。
一番下になっていた綴りを抜いて、テーブルの側面に置きます。
たこ糸を溝に沿うように写真のように配置します。
そして、①の位置から製本用糸を通した針を入れていきます。
上記、写真をよーく見てみてください。
端に外から針を入れて、②の穴から出して、たこ糸を迂回してまた同じ穴に針を入れ、次は③の穴に出す……という風に綴じます。
⑤でまた、糸が外に出ます。
そうしたら次の綴りを上に置いて、すぐ上の穴に針を入れて、同様に綴じていきます。
この糸と、たこ糸をたまに引っ張って、ピンと張るようにします。
この作業は、やってみないと感覚が分からないと思うので、試行錯誤しながら理解しながらやってみてください。
そんなわけで三つ目の綴りまで綴じたところです。
ポイントは、端っこ同士で一度結ぶことですね。
上記写真では三つめの綴りを綴じたところで糸が外に出てるところです。ここで、一つ目と二つ目の綴りの間のところに針を差し入れて、括りつけるように結んでおきます。
これをやっとかないと、ノートを開いた時に下や上が割れて見えますので必ずやりましょう。
全部、綴じ終わったら、糸を結んで切ります。
結び目はあとでボンドで張るので放置で構いません。
写真のようにたこ糸を処理します。
まず、たこ糸を引っ張ると、紙がきちんと揃うはずなんですよ。
で1cmぐらいの長さにカットして、糸をほぐしておきます。
糸をほぐすのは、そのままだと紙を張ったときに厚みが出てしまうからですね。